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小町式ホームケア~美と健康をもとから作る~

  医学博士萩島恭子院長先生が貴方の悩みを医学的観点から解決します。

頭皮ケア編
30代前半の男です。
実は、最近になって髪の毛が薄くなってきました。食生活やストレスなど色々な原因が考えられるとは思うのですが、これ以上、薄毛が進行しない方法はありますか?
なお、父親も薄毛です。だから、なおさら心配です。
「男性型脱毛症(AGA)」によって、進行性に抜け毛が増加し、生えている毛髪の成長が充分でなくて、細く短いために、場所はさまざまながら、全体として、薄毛の範囲が年ごとに増えている状況なのでしょうね。

ここで、一般的に云われているAGAの4大原因(男性ホルモン・遺伝・ストレス・生活習慣)の詳細な説明は省いて、何とか「薄毛が進行しない方法」があれば教えてほしいというのが、ご質問の趣旨なのでしょうから、極力その線に沿って、お答えします。

最近、AGA の脱毛に関しては、男性ホルモンが色々な場所で、酵素(5αリダクテース)の働きを受けてより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、それが毛母細胞(毛のもとになる細胞)の働きを弱めたり、毛周期を短縮させたりするので、抜け毛の数が増えたり、生えてくる毛も細く短い(時にはほとんど表面皮膚に顔を出さない)ので薄毛になってしまい、いずれは~~と心配な日々が始まるということ。また、その酵素そのものが皮脂腺に作用して皮脂を余計に出させることなどが大いに関係しているという事実が発見されて、その酵素の働きを封じ込める為の薬剤(5αリダクテース阻害剤)が臨床応用されるようになってきました。

ただし、脱毛抑制効果はかなりの部位で認められますが、DHTの合成が少なくなるので、当然、男性としての活動にも影響はありますから、「誰でもこの薬さえ飲めば、悩みは全て解決!」という訳にはゆきません。

ですから、基本に立ち返り、健康な地肌を整えて毛母細胞がしっかり働けるように血行を良くしたり、必要かつ充分な栄養素が毛母細胞に届くようにするなど、髪の生育環境を改善することも大事なことです。以下に押さえるべきポイントを列挙してみましょう。

【ヘアケアとしての洗髪】

洗う前にブラッシングする
     ↓
シャンプー剤の前にお湯で予備洗い
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シャンプー剤を手のひらに取り、生え際から少しづつ馴染ませて、指の腹を使って地肌をマッサージしながら洗う(2度洗いをするなら、2度目は半分量のシャンプーで)
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シャンプー剤が残らないように、しっかりとお湯で洗い流す
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リンスかトリートメントをつけた後は、しっかりと濯ぐ
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丁寧にタオルドライ(こすらずに、たたくように水気を取る)
     ↓
丁寧に乾かす(ドライヤーは20cm位離して、動かしながらまんべんなく)。


【育毛に必要な栄養素】

●たんぱく質(肉・魚・玉子・乳製品・大豆・納豆・豆腐など)

●ビタミンB群(レバー・玉子・大豆・乳製品・緑黄色野菜・かつお・まぐろ・いわし・さば・バナナ・キャベツ・ピーナッツなど)

●亜鉛(牡蠣・うなぎ・海藻など)

●ビタミンA (緑黄色野菜・レバー・うなぎなど)

●ビタミンC (かんきつ類・いちご・野菜)

●ビタミンE (ナッツ・植物油・魚介・野菜)


日々の食事で身体に取りいれられた栄養素は、生命維持に重要な組織に優先的に運ばれます。ですから、優先順位の低い髪の毛まで、充分な栄養が届けられるように、育毛に効果的な食品をバランス良く摂ることを心がけて下さい。


【生活習慣】


● 睡眠(22時から26時までの睡眠中に髪は成長します。)



● ストレス・たばこ・肩こり(血管を収縮させるので、血行不良を招き、毛根の栄養環境が悪化します。)


● 飲酒(飲み過ぎは、たんぱく質の製造工場である肝臓に負担をかけるので良くありません。また肝臓でアルコールを分解す る時にビタミンを大量に消費するので、髪に必要な栄養素が不足しがちになります。)


● 紫外線(頭皮にある皮脂を酸化したり、毛根細胞にダメージを与えて脱毛の原因になり、日焼けによる乾燥が髪のたんぱく質を破壊して、キューティクルもはがれて、パサつき、脱毛、切れ毛につながります。)


● 同じ分け目(その部分の頭皮に負担がかかって、抜け毛の原因になることもあります。)


● きつい帽子・長時間の帽子・ヘルメット(毛細血管を圧迫して血行不良を招きますし、頭が汗をかき、蒸れると毛根に悪影響を及ぼします。)


⇒長時間帽子をかぶる場合は、できるだけこまめに帽子をはずして風を通したり、汗を拭くなどを心がけるようにして下さい。


● 運動(ストレス解消効果もあり、全身の血行が良くなって、頭皮への血流も増えます。)


● 枕や寝具(汚れがたまりやすく、細菌も繁殖し易く、毛穴から細菌が入ると毛母細胞に悪影響を与えて抜け毛が起こります。)


【遺伝】

薄毛になり易い体質は確かに遺伝しますが、今まで見てきたように、AGAは持って生れた体質以外に、色々な要因が関わって完成するものですから、お父様と違うライフスタイルを確立しただけでも、「救い難い薄毛」への道を外れるとか、少なくとも、“まっしぐらにゴールイン“にならないようにすることも可能なのです。


まずは、こつこつと出来るところから、取り組んでみて下さい。
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